コロッケに醤油

30手前サラリーマンの日常を書きます。たまには役に立つことを書きたいと思っています。よろしくお願いします。

巷に溢れる意識高めの人達への違和感

ここ数年、YouTubeを観ていると出会うことが多いのがビジネス系の切り抜き動画やお金についての啓蒙系動画です。具体例を出すならひろゆきホリエモンといった有名人から、トーマスガジェマガさんのようなインフルエンサー、家電系のYouTuberの方の動画とかですね。

 

どれも面白くて、論旨は明快なのでつい影響されやすいコンテンツだと思います。自分に自信がなかったり、確固たる持論や哲学を持っていない人は無意識に引き込まれやすいと思うんですよね。というか、自分も含めて若いうちはそんな人がほとんどだとなんだと思います。

 

自己啓発系だったり、副業をすすめるような界隈では「時間をお金で買う」という考え方をよく耳にします。高額でも時間を浮かせられる家電は正義だ!みたいな感じのやつですね。

そんな考え方に影響されて自分も賢くなったと思い込んで、それをあたかも常識のように取り入れている人が多いように見えます。ドラム式洗濯機や食洗機を薦めている動画のコメント欄とかがまさにそうですよね。

 

そんな光景を見ると、その動画を見ている平凡な人が大金を出して時間を買う価値があるのか?と疑問に思ってしまいます。

(ドラム式洗濯機とかは単純に素晴らしい製品だと思いますが、ここで言っているのはモノとしての良さの話ではなく時間創出手段としての話です)

 

意識高い系の考え方を都合よく取り入れて、浮いた時間で金銭を生み出す作業をする訳でも無いのに「ウーバーイーツは高いけど自分で買いに行く時間を時給で考えたら安い!」とか言って楽をするための無駄な出費を肯定していないか?

 

回収見込みがあるわけでもないのに、「自己投資をする自分」に酔ってしまっていないか?

 

高額な時短家電で創出した30分、どうでもいいことに使っていないか? なんてことを考えてしまいます。

 

ここから少し話が変わりますが、

 

意識高い系、ビジネス系の動画をよく見る人はきっと自己啓発が好きな人だと思うんですが、ホリエモンや田端さんのような普通ではないスゴい人が発する言葉をそのまま鵜呑みにするのも考えた方がいいと思います。

 

ビジネスで成功する人は精神的にタフな人が多いですし、挑戦を苦と思わないイメージがあります。きっとそのようなタイプの人達だから成功出来るという部分もあるはずです。

 

彼らの言葉を鵜呑みにして真似する前に、一度冷静になって「自分はこの人と同じタイプなのか」を考えた方が良いのではないかと思います。

たとえばビジネス系動画を出しているある人は好戦的で、競争に楽しさを見出せる人のようですが、自分が本当にその人たちと似たタイプで、その人と同じ轍を踏むことで心が消耗しないかどうかをよく考えてからのめり込んだ方が良いと思うんです。

「○○さんが言ってるんだからきっとこうするのが正しいはずだ」と自分に言い聞かせて真似してみても、自分に合っていなければ長くは続きません。所詮はその人はその人、自分は自分だからです。

 

この確認ステップをすっ飛ばして盲目的に追従してしまうと疲れてしまいそうですね。

 

それではまた別の記事で。